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スタッフブログ

「夢と金」

おはようございます。スタッフ中西です。

先日滋賀県で開催された「マネジメントゲーム・MG研修」の中で、西野亮廣さんが書かれた著書「夢と金」についても少し講義がありました。

私自身も以前その著書を読んでいたのですが、読むだけではなく、直接話を聞きたくて講演会にも参加してきました。

チケットを予約する際に「ボランティアスタッフ席」みたいなチケットがあり、一番高かったのですが、面白そうなので購入。

結果、講演を聞くだけではなく、イベントの裏方としてさまざまな準備に携わるという面白い経験をしてきました。

「裏方として働いているけど、講演会のチケット代が一番高い」「席も特別近い訳でもない」という、とても不思議な体験でしたが、結果的に貴重な体験ができたことに対して、価値を感じた事も事実です。

そしてそこから、私自身の価値観が少しずつ変化してきたので、皆様にも少し紹介をしてみたいと思います。

読書感想文みたいになってしまっていたらごめんなさい。(笑)

 
お金について語られるとき、多くの人が「稼ぐこと」「貯めること」に視点がいきがちですが、この本では「お金をどう使うか」「お金とどう付き合うか」という視点を教えてくれました。


特に印象的だったのは、次の3つです。

・飛行機のファーストクラスとエコノミークラスの関係性

・「貯金・投資・借金」のうち、最もお金を生み出す力があるのは「借金」である、という考え方

・ガラケーとiPhone

 

例えば、飛行機の料金設定について

実は、ファーストクラスの存在がエコノミークラスの価格を抑える要因になっているという事実。


どういうことでしょうか?

もしファーストクラスがなく、すべての席がエコノミークラスだった場合、航空会社の収益は大幅に減少します。

その結果、全体の料金を引き上げざるを得なくなります。

しかし、高価格帯のファーストクラスがあることで、そこからの収益が確保できるため、結果としてエコノミークラスの価格が抑えられているのです。


これは、飲食業やホテル業界にも当てはまります。

例えば高級レストランのVIPルームがあることで、通常の席の料金を比較的リーズナブルに提供できる。

ホテルのスイートルームに宿泊される方がいらっしゃる事で、手頃な価格帯の部屋も市場に出せる。

つまり、「高価格帯の商品やサービスがあることで、低価格帯の選択肢が維持される」という仕組みが、世の中には多く存在しているのです。

これまでそういった視点を全然持っていなかったので、目から鱗でした。

普段から高価格帯を選んでくださっている皆様に対して、感謝の気持ちが芽生えた瞬間でした。

 

二つ目の「借金=悪」ではない。 という視点
私の中で最も衝撃的だったのが、「貯金・投資・借金」のうち、一番お金を稼ぐ力があるのは「借金」である、という考え方でした。

随分前から投資には興味があり、iDeCoやNISAなど、比較的安全と呼ばれるものには積極的に関わってきた私でしたが、結果的には「借金」が一番お金を生むというお話は、ただただ感心してしまいました。

 

私は先日47歳を迎えましたが、子どもの頃から「借金は怖いもの」「できるだけ避けるべきもの」と教えられてきました。

しかし、冷静に考えてみて、それは本当に正しいのか?という視点です。


例えば、家を建てる際の住宅ローン。

これも借金の一種ですが、多くの人が利用されています。

なぜなら、住宅ローンがあることで、一括で家を買う必要がなくなり、毎月の支払いで無理なく家を手に入れられるからです。

同じように、事業を始める際の融資も「借金」ですが、それによって事業を大きく成長させることができます。


借金は確かにリスクを伴いますが、「未来に向けて自己投資するための借金」ならば、それはただの負債ではなく、資産を生み出す手段になるという視点を持つだけで、お金の使い方、見方がガラッと変わりました。

もちろん、無計画な借金は危険ですが、適切に活用すれば、より豊かな未来を手に入れるための強力なツールになり得るというお話は、夢を実現する為に必要不可欠な事だなって考えを改めることができました。

 

そういう視点でビーディホームの軌跡を見つめ直した時、お金を借りて投資する事で、創業から17年、様々な事業に挑戦できてきた事がよく分かり、とても腑に落ちた瞬間でもありました。

 

最後にガラケーとiPhoneのお話。長くなってしまってごめんなさい…

かつて日本の携帯電話市場は「ガラケー」と呼ばれる高機能なフィーチャーフォンが独自の進化を遂げ、世界に誇れる技術を持っていました。

しかし、それが「ガラパゴス化」し、国際市場での競争力を失ってしまいました。

職人気質の行き過ぎた自己満足の世界と言っても良いかもしれません。

特に「重さ」を競い合っていた時代がそれを物語っている気がします。

他社より1g軽い、世界最軽量など、実際に持ってみても実感はできないが、数字上すごい気がするといった競い合い、今では信じられないかもしれないですね(笑)

一方、全然軽くもないが、シンプルなデザインと使いやすさを追求したiPhoneが登場した瞬間、世界中で広く受け入れられました。

どんなに優れたものでも、それが「使われるもの」でなければ意味がないという視点は、ものづくりに関わる私たちにとっても重要な学びです。

 
この本を読んで感じたのは、「お金を稼ぐこと」以上に「お金をどう使うか」が重要だということです。


価格の裏にある仕組みを理解し、本当に価値のあるものを選ぶこと。

借金をただの負債と考えず、未来を切り開くためのツールとして活用すること。

「貯める」だけではなく、「どう使えば自分の人生が豊かになるか」を意識すること。
 

お金はただの紙ではなく、それをどう使うかによって、人生の選択肢が大きく変わります。

これまで「借金=悪」と考えていた私自身も、この本を読んで大きく考え方が変わりました。

 
私たちは、日々の小さな選択の積み重ねで未来を作っています。

何を買うか、何に投資するか、どのようにお金を使うか。

自分自身の決定が、これからの未来を形作るのだということを改めて意識し、より良い選択をしていきたいと思います。

 

住宅を建てる際の資金計画も同様に、固定観念にとらわれず、自分に合った選択をすることが大切です。

大切なのは「なんとなく」で決めるのではなく、自分自身の意思を持って選択すること。未来を見据えたお金の使い方を考えたいですね。

 

最後になりますが、松阪市大津町「OPEN HOUSE」のご案内です。

お家づくりをお考えの方は勿論、土地探しや資金計画で悩まれている皆様もぜひご来場くださいませ。

 

『 松阪市大津町 〜平屋の家〜 』

◆開催日:2025/3/1〜2025/3/3

◆開催時間:9:00〜17:00(予約不要)

◆Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/pimrVKcLpLEVdwd48

◆建物の特徴

平屋の家 UA値0.36 C値0.29

南側に連続して並ぶ窓から太陽の光をたくさん取り込む事ができ、自然の暖かさに包まれるリビング

大きな土間収納や広々2畳のパントリー、そしてパントリーと繋がるカーポートの動線

大容量の4畳ウォークインクローゼットや、リビング内ワークスペース

3畳の畳スペースや広々としたコンクリートテラス

インテリアは天然木の素材をベースに、ソファや椅子の張り地にファブリックを使う事で、柔らかい雰囲気に

 



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