限られた時間の中で
こんばんは。スタッフの中西です。
皆様あけましておめでとうございます。
明日から仕事始めとなります。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
年末年始期間中は、久しぶりに実家の奈良県にも帰省し、71歳となる母をお祝いしてきました。
1月1日生まれで「明美」
「新年明けまして」と掛け合わせた、とってつけた様な名前だなって、子供の時からずっと思っていました(^^)
実家の家は断熱や気密とは無縁の、昔ながらの昭和の家。
全部の窓をしっかり閉めても、そこら中からスキマ風が入って来て、暖房を止める訳にはいきません。。
あらゆる部屋の床は氷の様に冷たく、浴槽はステンレスの為に、背中を浴槽に付けると、驚きの冷たさに酔いも覚めます。
洗濯機も外にある為に極寒の中で洗濯を。
「こんなに寒かったっけ?」
今更ですが、自分自身でもびっくりしてしまいました。
高校3年生まで過ごした実家暮らし。
部屋を移動する度に感じる、圧倒的な温度差。
「そんなに寒い?どこが?」という母の問いに、「どこが…って言うか…全部」と答える私。
私の身体が弱くなったのか、母の身体が、この厳しい環境に慣れてしまっているのか、その両方だと思いますが、現在の家作りとの差を体感した1日でした。
そんな母も、もう71歳に。
71歳と聞いて、ふと、あと何回親に会えるのかなって考えてしまいました。
女性の平均年齢が、87歳。
毎年2回しか会っていないので、残り32回。
ん…?
残された時間って、後32回しか無いんだ..
何も考えず、いつも通り、実家に行ったり、松阪に来てもらったり、そんな事を普通に続けていたら、後32回しか会えない。。
寿命がもっと短かったら、もっと会えない。。
いつも、当たり前の様に両親がいると思っている私の感覚。
母が71歳を迎え、ようやくその当たり前の事がいかに幸せな事であるか、気付かせてもらった年末年始休みの一コマでした。
ブルーハーツの歌詞の中にある様に、
「限られた時間の中で、借り物の時間の中で」
今自分に出来る事を、後悔しない人生をしっかりと生きて行きたいと思いました!
創像力 × 想造力