2023年5月6日

北欧デザイン展

こんばんは、スタッフ多田です。

ゴールデンウィークも終盤に入り、窓の外に見えていた内宮へ続く大渋滞も今日はほとんど無かった様子。
我が家のお隣の家に掲げられている立派な鯉のぼりを見ては、散歩中の子ども達が「屋根よ〜り〜た〜か〜い〜」と元気いっぱいに歌う声が連日聞こえてくる、何とも平和なゴールデンウィークでした。

ずっと家に居るのもなあ、と、久しぶりに母を誘って名古屋へ買い物に出かけたのですが、そこでたまたま【北欧デザイン展】が開催中ということで、せっかくやし行こうか！と、ふらっと見に入ったのですが、それが見応え抜群の素敵な展示会なのでした。

入ってすぐの壁に書かれていた”Beauty in the Home”という言葉。
スウェーデンの社会思想家、エレン・ケイという方が、19世紀末に「Beauty in the Home(住まいの中の美)」という冊子の中で、「美が人生を豊かにする」という思想を提唱し、
それが北欧諸国、そしてヨーロッパへと伝播し、工業化が進む中、手工業を重要視するアーツ・アンド・クラフツ運動や様々な分野へと影響したそうです。

そんな北欧諸国では、ものづくりは使い手、生活や社会環境を意識して行われ、「美しい」ことを良しとして、美しさが暮らしや人に良い影響を与え、その人たちが良い社会を作るという考えが浸透していったとのことです。

今もなお、その当時のデザインや精神が継承され、世界中で愛される北欧デザインの数々には、根本的にそういう考え方があったんだなあ、と展示会場に入ってまだこの解説しか読んでいないのに、とても納得して、その先に展示されている椅子や照明、陶器やガラス製品などなど、数々のデザイナーやジャンルで分けられた作品をワクワクしながら見て回りました。