じっくり、ゆっくりと。

こんばんは、スタッフ多田です。

晴れだと思ったら、またサラッと雨が降った今朝。
とにかく不安定なお天気、月末の台風の影響がどれくらいあるのか心配ですが、あまり被害が大きくならないことを祈るばかりです。

さて先日の定休日、またまた京都に出かけました。

目的地は、建築家・堀部安嗣さんが設計し、ブックディレクターの幅允孝さんが運営されている私設図書室「鈍考」。

幅さんの住宅の一室が、私設図書室として、完全予約制で開放されています。

滞在時間は90分と決められていて、コーヒーが一杯、ついてきます。

私設図書室ということで、小説からエッセイ、写真集や画集など様々なジャンルの本が壁一面にぎっしり。

そこから好きな本を選んで、訪れた人それぞれが、好きな場所で本を読んだりコーヒーを飲んだり、はたまた自分の手帳に何かを書いたり自由に過ごしていました。

一緒に行った友人は、縁側に座り、気持ちよさそうに本を読んでいました。
私はというと、冷んやりした空気に負けて早々と室内へ、座り心地抜群なイージーチェアに腰掛けて、そんな友人と、その奥に広がる緑を眺めながらの読書タイムとなりました。

90分という限られた時間で、魅力的な本がたくさん並ぶ中から選んで読む、ということが、いつもの図書館とも違うし、喫茶店とも違い、とても新鮮で不思議な感覚でした。

何より、とても静かで、木の香りとコーヒーの香りがふんわりと漂う空間が、とにかく居心地が良すぎて90分はあっという間に過ぎてしまいました。

大事に過ごしたい、と思いながら過ごす時間の密度の濃さは、こんなにも違うんだなぁと気づくことのできた、とても良い休日でした。

たまにはスマホを置いて、いろんな雑念は手放して、集中する。
そんな時間も必要ですね。

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