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金利1%の怖さ

こんばんは。スタッフ中西です。

冒頭の写真は、今から5年前『日本一わかりやすい資金計画』について競い合った、全国大会の模様です。

嬉しい事にその大会で優勝する事が出来、それ以来「3代目住宅FPグランドマスター」として認定を受け、ビーディホームにて資金セミナーを定期的に開催しております。

今日はその全国大会で参加者みなさんの前で発表し、優勝を勝ち取ることができたプレゼン内容について、少し触れていきたいと思います。

 

その内容とは「金利の1%の怖さ」です。

 

本日のブログでは、住宅ローンで誰しもが見落としがちな「金利の1%の怖さ」についてお伝え致します。

これを知っているだけでも、後悔が一つ減ると思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

今回は、住宅ローンの資金計画について、そしてその向き合い方についての、真面目なお話です。

固くて眠たいブログ内容になってしまうかと思いますが、最後まで目を通していただけたら嬉しいです。

ぜひ、お付き合いください。

 

 

さて、住宅ローンのお話し。

アメリカ経済のインフレによる際限の無い利上げが進む中、今後の金利がどのように推移していくのか、これから住宅ローンを組まれる方にとっては、気が気ではありませんよね。

 

住宅ローンの種類には大きく分けて3つ選択肢があります。

それは『変動金利、一定期間固定金利(3年、5年、10年)、全期間固定金利』の3つです。

 

その中でどれを選択したら良いのか・・・、それを考えるだけでも難しいのではないでしょうか?

 

ネット系金融機関も様々な特典を用意しており、何が自分たちに一番相応しい住宅ローンであるのか、迷宮入りしながらも、なんとなく選択しているのが、ほとんどの方の実情であると思います。

 

私自身も15年前、住宅ローンを組みました。

それは、以下のような内容でした。

 

某大手銀行、10年固定金利

金利2.1%

11年後にどうなるか、全く理解しようともせずに契約。

 

 

こんな内容で住宅ローンを組んだのですが、結果的には大失敗です。

10年固定金利を選択した理由も、金融機関の担当者さんにお勧めされたのがきっかけで、特に内容を理解せず、

「なんとなく安心かも・・・固定されてるってホッとして嬉しい・・・」

ただただ、そんな気持ちで契約していた当時の中西。

 

 

あの頃に戻って、私自身にこの様に言ってやりたいです!

「中西くん・・・あなたに、10年固定は向いていない。」と。

 

 

そもそも、金利が「2.1%」というのは、高いのでしょうか?それとも低いのでしょうか?

住宅ローンのことを色々と検討されている皆様の中でも、具体的に答えるのは難しいのではないでしょうか。

 

現在は変動金利の場合「金利0.5%」を下回る事もあります。

それに比べると、私が借入をした当時の金利は少し高めなのかな?と、何となく感じて頂けると思います。

 

 

「何となく高めなのかな。」という表現を使用しましたが、ここに住宅ローン金利の怖さがあります。

 

 

住宅ローン(借入期間35年)を、金利1%で借りた場合と、金利2%で借りた場合。

「金利が35年間固定されている」と仮定した場合、総支払額はいくら違ってくるのでしょうか?

 

 

50万円ぐらいでしょうか?

100万円ぐらいでしょうか?

それとも300万円ぐらいでしょうか?

 

 

結論。答えは一つではありません。

ガッカリさせてしまう答えになってしまいましたが、ではなぜその答えなのか。

なぜなら、借入額によって、その差は大きく変わってくるからです。

 

 

では分かりやすいように、一つの目安として仮説を立てます。

3,000万円借入、期間35年、金利1%の場合、総支払額は、35,567,803円です。

3,000万円借入、期間35年、金利2%の場合、総支払額は、41,738,968円になります。

 

 

つまり、金利1%で借りた場合と、金利2%で借りた場合、その差はなんとという結果になります。

たった1%の違いが、600万円も違う結果に繋がっているという事実。

言い換えれば、たった0.1%の違いが、60万円の重みを持っているという事です。

 

 

住宅ローンは、35年間という長い期間、とても大きな金額をゆっくりと返していくローンの為、1%の違いが想像以上に大きく、安易に申し込みを進めてしまうと後で取り返しのつかない結果に繋がってしまいます。

 

 

この1%の違いを金額の差で理解しておく事で、金融機関を比較する際、とても分かりやすい目安になると思います。

比較するときの参考としては勿論ですが、金融機関との交渉の場においても、1%の重みを理解しておくことがとても大切で、その心構えが重要になります。

 

「0.1%金利が交渉できただけで、60万円も得したな。」という事に繋がりますので、お給料が入金されている金融機関だけでなく、他社ともしっかり比較検討、交渉をすることが大切になってきます。

(※借入金額によって「60万円」の部分の金額は変わります)

 

きちんと交渉すれば、皆様きちんと頑張ってくださいます。

では、交渉するコツもお伝えしておきます。

 

それはすごく簡単です。

「○.○%にして欲しい。」という様に、具体的に頑張って欲しい金利を、明確に伝える事です。

 

 

「何%ぐらいになるかな?また審査結果出たら教えてくださいね・・期待しています!」

このように伝えたくなる所ですが、実際には、あまり期待以上の数字にならない事が多いです。

 

 

他の金融機関との比較を明示しながら、実現したい金利を具体的に伝える。

その上で、審査を頑張っていただく。これに尽きると思います。

 

そうです。たった0.1%でも何十万円の重みがあるのですから。それを忘れずにです。

 

 

住宅ローンを組む上で、最も大切な事があります。

それは、ありとあらゆる選択肢を理解して、そのメリットやデメリットを知る。

その事に尽きます。

 

どこの金融機関で、どの商品を選択しても問題はありません。

選択した答えが全て正解です。

ですが本当に大切な事は、それを選択した理由を、きちんと自分の口で誰かに説明できるか?です。

 

 

ですが、慌ただしい日々の生活の中で、それを考える時間は本当に限られていると思います。

仕事をして、家事をして、子供たちの遊び相手になって、、、と、あっという間に過ぎていく時間の中で、住宅ローンについて真剣に考える時間を作る事はきっと難しいのではないでしょうか。

 

だからこそ、プロの視点から様々なアドバイスを受ける事で、時間短縮をしていく事が大切です。

自分たちに合った住宅ローンを、自分たちで、きちんと選択できるようになる事、それが大きな目標です。

 

 

私たちビーディホームでは、資金計画のアドバイスをお家づくりにおいて最重要と位置づけし、できる限り早いタイミングで資金セミナーを受講していただいています。

 

 

住宅ローンで数々の後悔を重ねてきた中西による、実体験に基づく資金セミナーは、自分で言うのもカッコ悪いですが、伝えたい事が明確で、とても分かり易いと思います。

 

35年という長い年月をかけて支払い続ける住宅ローン。

後悔しないように、最善の選択をしていただけるよう、お手伝いいたします。

ご家族にとって、一番良い選択を。

 

今回のブログでは、金利1%の怖さについてご説明致しましたが、他にもたくさんのお話を資金セミナーの中でさせていただいています。

ご興味ございましたら、ぜひ一度、ビーディホームの資金セミナーについてお問い合わせください。

 

 

次回のイベントのご案内です。
明和町明星に平屋のお家の見学会を二週連続で開催いたします。
水平ラインが美しい、平屋のお家です。
ぜひ足を運んでくださいね。

【平屋のお家の見学会】
日時:2023年7月22日(土)〜23日(日)、29日(土)〜30日(日)
時間:10:00〜17:00
場所:明和町明星

詳しくはこちらをご覧ください。
2023年7月22日(土)〜23日(日)のご予約はこちらから
2023年7月29日(土)〜30日(日)のご予約はこちらから

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