品川駅におもう
こんばんは、Bdhome濱口です。
「モダン(原田マハ著)」MoMAに関わる
本書の4つの物語のうちの一つを読みました。
「中断された展覧会の記憶」
2011年3月11日。
来月であれから丸9年。
信じられないような、被災した現地の様子の
映像が今でも鮮明に記憶に残っています。
そして福島原発。
原発事故によって開催中止を余儀なくされた
福島の地方美術館展覧会の関係者の物語。
この本で語られているように、被災された
方々があの震災によって起きた色々の事象に
対応し、今もなおその影響に対応している事
もあるのでしょうね。
東京出張のお供に読んだ本でしたが、品川駅
に降りた時に、当時の出張時に見た節電の為
に暗くなった駅構内とあまりにも違いすぎる
現在の様子を見て人はどのような大きな事も
自分も含め、すぐ忘れてしまうものだなあと
改めて実感します。
しかし、どんな時もこの物語で書かれている
ように前を向いて歩いて行く事の大切さも
改めて感じる良い作品でした。