絵画から建築へ
こんばんは、Bdhome濱口です。
国立西洋美術館で開催されている開館60周年
記念「ル・コルビジエ 絵画から建築へ」を
見学してきました。
国立西洋美術館は12年ぶりの再訪。
そういえば前回も雨の日でした雨の美術館。
展覧会と合わせて建築を感じるのも当然の
目的です。
無限成長美術館をコンセプトに設計された
この美術館は、やはりなんといっても中心の
19世紀ホールからの平面的断面的視線と光
と空間のコントロールがとても良い。
そんな19世紀ホールからスタートする展覧会
はピュリスムを提唱して絵画作品を本名の
ジャンヌレとして活動する作品を時系列で
展示しながら同じ時代の建築作品との相関
を図るという主旨の展覧。
平面と立面を抽象化し組み合わせ、建築でも
提唱していたモデュロールを構図の基本とする
手法はとても建築的で明解です。
建築を芸術として昇華しようとする思索が、
とても分かりやすい良い展覧会でした。